【役員法令試験対策】道路運送法第95条(自動車に関する表示)を過去問から解説|重要条文シリーズ④

役員法令試験に合格するには、過去問の分析・攻略を欠かすことはできません。
この記事では「重要条文シリーズ」として、過去問を分析して頻出の条文と過去問を取り上げ、法令試験突破に必要な知識の習得の一助になればと思います。

今回は、道路運送法第95条(自動車に関する表示)を取り上げます。

この条文は役員法令試験でよく出る?

特に出題回数が多かった条文

関東運輸局が公開している令和3年5月実から令和8年7月までに実施された計32回の過去の試験問題を分析した結果、道路運送法第95条に関する問題は延べ24問出題され、今回の分析で出題回数が特に多かった条文の一つでした。

道路運送法第95条とは

条文の内容

(自動車に関する表示)
第95条 自動車(軽自動車たる自家用自動車、乗車定員10人以下の乗用の自家用自動車、特殊自動車たる自家用自動車その他国土交通省令で定めるものを除く。)を使用する者は、その自動車の外側に、使用者の氏名、名称又は記号その他の国土交通省令で定める事項を見やすいように表示しなければならない。

道路運送法第95条の内容は?

道路運送法第95条では、事業用自動車を使用する者に対して、自動車の外側に使用者の氏名・名称・記号などを見やすく表示することを義務付けています(一定の自家用自動車などは対象外)。

何を表示するの?

基本となるのは、使用者の氏名、名称又は記号で、その自動車の外側に表示します。

※「荷主」の氏名等ではないことに注意です。

実際の過去問を見てみよう

これまで出題回数の多かった問題をいくつか挙げていきます。

なお、「問題番号」は、出題された「年」、「月」、問題の「番号」を記載したものです。

例)「R8-5-16」の場合、「令和8年5月」実施も問題「16」を意味します。

また、出題回数とは、本件分析期間(令和3年5月実から令和8年7月までに実施された計32回)の中で出題された回数を記載しております。

過去問①(出題回数:8回)

問題番号:R8-5-4、R7-3-6、R6-7-14、R5-9-23、R5-11-4、R5-1-10、R4-3-10、R3-7-8

次の文章の正誤について答えなさい。

【問題】

事業用の貨物自動車を使用する者は、その自動車の外側に、使用者の氏名、名称又は記号を見やすいように表示しなければならない。

《正解・解説》

 正解:○正

 解説:設問のとおり。道路運送法第95条では、自動車を使用する者に対し、その自動車の外側に、使用者の氏名、名称又は記号等を見やすいように表示することを義務付けています。

過去問②(出題回数:5回)

問題番号:R8-3-3、R7-11-21、R5-5-12、R4-5-20、R3-9-17

次の文章の正誤について答えなさい。

【問題】

事業用の貨物自動車を使用する者は、その自動車の外側に、荷主の氏名、名称又は記号その他国土交通省令で定める事項を見やすいように表示しなければならない。

《正解・解説》

 正解:×誤
 解説:表示すべきは、使用者の氏名、名称又は記号等です。
    設問の「荷主」は誤りです。 

過去問③(出題回数:5回)

問題番号:R8-1-8、R7-5-6、R6-3-3、R5-7-11、R3-11-20

つぎの文章の正誤について答えなさい。

【問題】

事業用の貨物自動車を使用する者は、その自動車の内側に、使用者の氏名、名称又は記号その他国土交通省令で定める事項を見やすいように表示しなければならない。

《正解・解説》

 正解:×誤
 解説:表示する場所は、自動車の「外側」です。
    設問の「内側」は誤りです。

過去問④(出題回数:4回)

問題番号:R8-7-5、R6-11-7、R6-1-19、R4-9-17

【問題】

事業用の貨物自動車を使用する者は、その自動車の外側に、使用者の氏名、名称又は荷主の名称その他の国土交通省令で定める事項を見やすいように表示しなければならない。

《正解・解説》

 正解:×誤
 解説:表示すべきは、使用者の氏名、名称又は記号等です。
    設問の「荷主の名称」は誤りです。

過去問⑤(出題回数:2回)

問題番号:R5-3-30、R3-5-30

【問題】

自動車を使用する者が、その自動車の外側に見やすいように表示しなければならないと定められている事項について、次の①から③より1つ選び、( )内にその番号を記入しなさい。

① 荷主の氏名、名称又は記号

② 使用者の氏名、名称又は記号

③ 荷主及び使用者の氏名、名称又は記号

《正解・解説》
 正解:②
 解説:荷主に関する氏名等は表示の対象ではありません。

この条文で押さえておきたいポイント

表示すべき事項「使用者に関するもの」

表示すべき事項は、使用者の氏名、名称又は記号その他の国土交通省令で定める事項です。

「荷主」とされた場合は誤りです。

表示の場所「外側」

表示はその自動車の「外側」に見やすく表示しなければなりません。

「内側」とする設問も何度も出題されています。

まとめ

今回解説した道路運送法第95条(自動車に関する表示)についても、32回の過去問のうち延べ24問出題されている重要条文です。

試験対策として覚えておきたいのは「使用者」と「外側」

道路運送法第95条については、過去問で繰り返し問われている「使用者」と「外側」をまず押さえておきましょう。

「荷主」ではなく使用者。

「内側」ではなく外側。

この2点を押さえておくことが、役員法令試験対策として重要です。

問われている論点は絞られています。

ポイントをしっかり押さえて、出題された場合には、確実に正解できるようにしておきたい分野です。

このサイトでは、今後も、役員法令試験の過去問から出題頻度の高い条文についてシリーズ化して解説していきます。

「千葉の運送業許可・更新サポートオフィス」は運送業専門の行政書士事務所として運送事業者の皆様をサポートしております。
役員法令試験対策、運送事業許可、事業計画の変更(営業所移転・増減車など)、巡回指導、Gマーク取得、外国人ドライバーの採用、その他お困りの事があればいつでもご相談ください。

「千葉の運送業許可・更新サポートオフィス」のサイトはこちら

この記事を書いた人 Wrote this article

行政書士石川まさゆき

行政書士石川まさゆき

TOP